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HAJIMARI Beppu News Letter /January.2026


湯のまち別府にある、宿×文化発信拠点「HAJIMARI Beppu」のニュースレターです。
当館では、6室の暮らすように過ごせ、お仕事や滞在制作もしやすい客室(定員1~5名)を備え、〈一泊一湯〉近隣の風情有る共同温泉のチケットをプレゼント(10湯から選べます!)。1階「HAJIMARI LOUNGE」では日頃は「喫茶ゆあみ」がオープンしている他、展示やトークイベント、手しごとワークショップなど様々な活動が行われており気軽にご参加いただけます。
本ニュースレターでは、毎月のご案内と、HAJIMARI Beppuの「いま」をお届けします。

1月のはじまり

新年あけましておめでとうございます。

年のはじまりの朝、冬の空は澄みきって、深呼吸したくなるような気配をまとっています。別府湾の向こうから昇る今年最初の朝日が、街にやわらかな光を投げかけ、その輪郭を静かに浮かび上がらせていきました。そんな景色とともに、新しい一年が動き出したことを感じます。

別府のまちでは、海辺からの風と通りの往来が交わり、日常の音が少しずつ重なっていきます。ふらりと入ったまちの温泉では、湯の上を漂う静かな時間が、心に柔らかな余白をつくってくれます。街中の言葉にふと目が留まったり、創作に夢中になる瞬間が日々の連なりとして溶け込み、集中と余白を行き来するその感覚が、日常の流れにそっと寄り添ってくれるように感じます。

新しい一年が、みなさまにとって穏やかな時間となりますように。
今年も HAJIMARI Beppu より、新たなはじまりをお届けします。

 12月は『HAJIMARI BEPPU ARTIST BAR vol.38』が開催されました。
今回のホストは、精力的なフィールドワークを通して無形文化や自然伝承を紐解き、写真や映像作品を制作・発表されている写真家の岩根愛さんと、彫刻・絵画・絵本・仮装・映像・パフォーマンスなど、多岐にわたる表現方法で作品を制作する美術作家の三宅感さんのお二人でした。
岩根さんからは、写真集『KIPUKA』や、ドキュメンタリー映画『盆唄』の制作のお話を軸に、カリフォルニアやハワイ、福島での活動についてお話しいただきました。土地に根ざした文化や人々の営みを丁寧に映し出す制作背景は、強く印象を残す時間となりました。
三宅さんからは、多摩美術大学在学中のお話をはじめ、これまで制作されてきたユニークな映像作品や彫刻作品、仮装やパフォーマンスについてご紹介いただき、表現への柔軟な向き合い方や発想の広がりに、参加者それぞれが刺激を受けるトークとなりました。トーク終了後は、ホストのお二人と参加者の皆さまが作品や活動について語り合い、終始にぎやかな交流の時間となりました。
 1月もHAJIMARI Beppuでは、多彩なイベントやコンテンツをご用意しています。どうぞお楽しみに!


Events


鈴木利枝 新年の三味線演奏会

新しい年のはじまりに、音で迎えるひとときを。
2026年1月2日に津軽三味線奏者・鈴木利枝さんをお迎えし、新年の演奏会を開催いたします。
力強さと繊細さをあわせ持つ津軽三味線の演奏。別府在住の鈴木さんとそのお弟子さんの合奏による華々しく凛とした音色を、新しい一年の幕開けに飾っていただきます。
建築とアート、そして音が重なり合う空間で、2026年のはじまりをともに迎えられましたら幸いです。
皆さまのお越しをお待ちしております。

〈日時〉2026年1月2日(金)15:00~
〈出演者〉鈴木利枝 / 津軽三味線教室・グループ「和心」メンバー
〈料金〉投げ銭・おひねり制 ※お正月のお祝いとして特別に投げ銭制で開催いたします。
※お車でお越しのお客様は近隣の有料駐車場をご利用ください。

(プロフィール)
鈴木利枝
愛知県名古屋市出身。10歳で三味線をはじめ、13歳の頃に津軽三味線修行のため本場青森県に移住する。中学卒業後は高校へ進学せず、アジア各国を旅する。16歳の時に津軽三味線コンクール全国大会一般の部を最年少で優秀賞受賞。APU立命館アジア太平洋大学卒業。温泉好きのため、大分県別府市に住みながら各地で演奏活動を行う。津軽三味線教室・グループ「和心」を主宰。


トーク形式やパフォーマンスなど、別府内外のアーティスト達と直接話せる特別な金曜日の夜に開催。
・参加費:1オーダー + 投げ銭制(予約不要)
・どなたでもご自由にご参加いただけます。
・協 力:BEPPU PROJECT 

1/30(Fri) 18:00~/KASHIMA 招聘アーティスト

ホストを務めていただくのは、『KASHIMA 2025 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE』招聘アーティストのみなさんです。今回は2008年より実施しているアーティスト・イン・レジデンスプログラム『KASHIMA』の2025年度招聘アーティストより、アーティスト3名が、これまでの自身の活動や別府での制作構想などを語るトークイベントとなっております。
アーティストはエスター・イーチュン・リンさん(台湾) / スアン・ハさん(ベトナム) / 森崎 澪さん(日本)の3名です。


Workshop


1/10(Sat)10:00~/はじめてのあみもの研究会

e to ito(大川 愛加里)による作ってみたいものややってみたい編み方を持ち寄り、一緒にたのしいあみもの時間を追求する会。あみものに興味がある方、団欒しながら編み物したい方におすすめです。
お申し込み・詳細はこちら

1/17(Sat)10:00〜/陶芸ワークショップ

宿主人でもあるWakako ceramics (坂本和歌子)による、手捻りの陶芸ワークショップ。マグカップやお茶碗、カフェオレボウルなど、自分で作るお気に入りのうつわを作ってみませんか?
お申し込み・詳細はこちら

1/22(Thu)13:00〜季節の花の会 早春の花を使ったパリスタイルブーケ

La brise fleursによるパリスタイルのフラワーアレンジワークショップ。今のこの時期だけ楽しんでいただける季節の花を思う存分楽しんでいただきます💐 
1月はパリスタイルブーケをお作りいただきます🧺

a) 季節の手紡ぎ 8,800円 b) 花のいろは 6,600円

※ a)かb)により大きさや内容が変わります。
※どちらのクラスも初心者~経験者まで参加可能
※お花や内容はその季節のおまかせとなります
※写真はイメージです。
お申し込み・詳細はこちら


Infomtion


温泉に浸かって癒やされたからだを、内側からもすこやかにいられるように、という思いを込めて、心もからだもほっとできるスープをはじめとしたフードやこだわりのスイーツ、ドリンクを揃える喫茶ゆあみ。   
ランチ時に、午後のお茶のお時間に是非お立ち寄りください。   
【営業時間】月・木・日曜日11:00-17:30(17:00 L.O.)
      金・土曜日11:00-20:00(19:30L.O.)
※イベントにより異なる場合あり。SNSをご確認ください。
【定休日】 火曜・水曜
※定休日の10:00~15:00は、ドリンクのみご提供可能です。併設する「うみとじかん」の焼き菓子と一緒にお楽しみいただけます。

キッシュプレート

今回は「キッシュプレート」をご紹介いたします。
ワタナベマキさん監修の、旬のお野菜を使ったキッシュを中心としたプレートです。
プレートには、人参と紫キャベツのラペ
・自家製ドレッシングと季節のサラダ
・旬の野菜を使ったグリル野菜
・長ネギと五香粉の醤で和えた鶏もも肉
・ひよこ豆とビーツのフムス
・こんがりもっちりと焼いたピタパンなど、たっぷりの美味しさを詰め込んでいます。 
クミンやコリアンダー、ナツメグなどのスパイスも使用しています。体を温める効果もあるので、胃が疲れている方や冷え性の方にもおすすめです。

キッシュプレート:1,100 円(税込)
同ドリンク付きセット(コーヒー/和紅茶/野草茶):1,500円 (税込)


客室のご紹介

HAJIMARI Beppuの客室をご紹介いたします。
今回は【Room 3B】。別府を長年撮り続けてきた写真家である藤田洋三さんの写真を展示しており、その作品を通じて、別府に積層している時間のレイヤーを行き来する”時空旅行”ができるお部屋です。実際にまちを巡った時の情景と写真に刻まれた記憶を重ねることで、時間的な厚みのある別府体験をしていただければうれしいです。個室のワークブースを設けており、リモート会議もしやすく、作業に集中することができます。お子様とご一緒にご利用いただけます。


HAJIMARI LOUNGE SHOPだより

かまぼこつみき

このかまぼこ板は大分県日田市の「日田杉」を使って製造されたものです。かまぼこ板は食品に使用するため非常に基準が厳しく、小さな節があるもの等をつみきといたしました。日田杉の優しい肌ざわりと音もご一緒にお楽しみいただきながら、様々に積んで重ねて想像力を膨らませてみてください。 

かまぼこつみき(50ピース)...1,320円(税込)


今月の別府の風景

八幡朝見神社

別府の山手、朝見の高台に八幡朝見神社はあります。街の賑わいから少し離れただけで、空気が変わり、足どりが自然とゆっくりになる場所です。

八幡朝見神社は、建久7年(1196)に大友能直公が勧請して創建されたと伝えられる古社。戦後には温泉神社も合祀され、現在は「別府温泉の総鎮守」として、このまちを見守っています。

境内を歩くと、いくつかの小さな発見があります。例えば、参道の敷石の中に、ひっそりと混じる瓢箪石と盃石。踏むと縁起が良いとされ、気づいた人だけが立ち止まり、足元を確かめる——そんな散策の楽しみがあります。並んで立つ夫婦杉も、そのひとつ。二本の杉のあいだをくぐると良縁に恵まれると、いまも語り継がれています。

そして、高台にある境内の広場から振り返ると、朝見ならではの眺めがひらけます。屋根の連なりの向こうに、海の気配。別府のまちの姿が立ち上がり、重ねられてきた時間に、ふと心が向かいます。

年の始まりに、この場所で手を合わせてから仕事を始める。私たちにとって八幡朝見神社は、別府で営む時間を整え、思い出し、また戻ってきたくなる風景のひとつです。


ハジマリアーキテクツだより

HAJIMARI Beppuは、建築設計事務所ハジマリアーキテクツ株式会社が自社プロデュースし、運営しています。HAJIMARI Beppuの建物は、築46年になる地域に愛されてきた元酒卸業倉庫建物を、自社で耐震再生し活用しています。古い建物は丁寧に再生すると、地域の記憶を引き継ぎながら、現行法規に適合した安全で快適な建物に生まれ変われる事を体験して頂ければ嬉しいです。
こちらでは毎月、ハジマリアーキテクツの「いま」もお伝えできれば幸いです。

新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。

 おかげさまで弊社は昨年で法人設立10周年を迎え、社名を「ハジマリアーキテクツ株式会社」へと改称いたしました。昨年は「BEPPU STUDIO 02」(別府市)、「二和カラー新オフィス兼店舗」(大分市)が無事竣工しました。現在も、Y社新社屋(北九州市)、ホテルコンドミニアム(別府市)、複合商業施設(東京都渋谷区)、納骨堂(臼杵市)、サウナ(豊後大野市)、福祉施設(宇佐市)、宿泊施設(関東地方)など、多くのプロジェクトが進行しております。

 また、自社ビルで運営しております宿+複合文化拠点「HAJIMARI Beppu」は2周年を迎え、11月には初の試みとなる「ハジマルシェ」を開催いたしました。九州・瀬戸内から多くの出店者の皆様にお越しいただき、新しい出会いとつながりが生まれる二日間となりました。その他にも月例のHAJIMARI Beppu Artist Barやワークショップなど、多彩な企画を通じて文化拠点としての活動を広げることができました。

 この様に多岐にわたる活動の機会を頂けました事は、日頃より直接・間接にご支援くださる皆様のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。
 本年も建築や空間づくりを通じて「新たな物語のハジマリをひらく」ことを目指し、メンバー一同より一層の研鑽を重ねてまいります。変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 皆様のご多幸とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

ハジマリアーキテクツ 株式会社
代表取締役 光浦 高史

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